日本超音波医学会
第47回北海道地方会学術集会


大会長挨拶

大会長 山田 聡


 日本超音波医学会第47回北海道地方会学術集会を担当させていただくに当たり、ご挨拶を申し上げます。

 患者さんと環境にやさしい超音波診断が医療のあらゆる分野で活用されています。我が国には比較的小規模な施設が地域に分散して存在し、超音波検査はそのような小規模施設に満遍なく普及しています。超音波検査が日常診療に不可欠な診断法として普及すると、最新の知識や技術の習得とともに、さまざまな意味で “標準化(standardization)” を考えることが大切になります。地域の従事者が、すべての施設における均質な診断を実現する標準化の意義を理解し、そのための方策を検討することが必要です。特に広大な面積を有する北海道における地域教育と標準化には、克服すべき問題が多数存在します。そして、標準化に向けての地域でのたゆまぬ活動は、本学会北海道地方会の最重要課題のひとつであると考えます。そこで、本学術集会のテーマを “患者にやさしい最新超音波診断の北海道における標準化を考える” といたしました。様々な方面からこのテーマにアプローチし、実りある議論が展開されることを期待いたします。

 本学術集会は、2017年9月16日に予定されていましたが、会期を12月23日(土曜日、天皇誕生日)に変更いたしました。当初の日程で、他の画像診断の研究会が札幌で開催されることが判明したためです。会期の変更に伴い、例年の開催時期から大きく逸脱し、真冬の、しかも年末の喧騒のなかでの開催となりました。関係各位の深いご理解をお願い申し上げるとともに、年末の祝日の一日、北海道の地域医療を向上させるために是非お力をお貸しいただきますよう、切にお願い申し上げます。

 今回は、北海道地方会講習会として、2時間の領域横断シンポジウム『超音波診断の施設間と年代間での標準化をどう進めるか?』を企画いたしました。また、救急領域や一般内科・外科の現場での ”point of care ultrasound” について、専門の先生方からレクチャー&ライブでも形式で解説いただく特別セッションを開催予定です。さらに、循環器領域と消化器領域の企業共催セミナーでは、エコーライブの要素を取り入れた実践的な内容を予定しています。今回は学術集会のホームページを開設して、道内の関係者の皆様に企画をご説明するよう努めることといたしました。企画セッションに関しては、決まり次第、このホームページを通して皆様に詳細をお伝えしていく予定です。また、「問合せフォーム」も準備いたしましたので、事務的な問合せのみならず、本会に対する要望もどしどしお寄せください。一般演題は、7月3日~10月6日の期間に募集いたします。ひとりでも多くの皆様が、自らのご発表を通して “標準化” を一歩先へ進めていただくことを期待いたします。また、当日は、多領域から多くの方々にご参加いただき、よりよい地域医療のために活発な討論を繰り広げていただけるよう祈念しております。

 2017年2月

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